一般社団法人日本姿勢道

職人の型

職人の身体の使い型

先日、木製家具のKOMAさんの工房で、職人さんたちを対象に「最適な身体の使い型」をレクチャーしてきました。
KOMAの家具は全て手作りで、一目でKOMAの作品だとわかるほど特徴があります。国内だけでなく海外にもファンが急増しています。

親方の松岡茂樹氏は、厚労省から卓越した技能者として「現代の名工」に選ばれており、世界の権威あるデザイン賞を多数獲得している突き抜けた人です。
8年前、松岡氏と「腰痛にならない椅子を作ろう」という話で意気投合し、新しい椅子が誕生しました。

  

    

身体を削る仕事だからこそフォーム=型が大切

どんな職種であれ、良い仕事をし続けていくには、最適な身体の使い「型」を習得して、それを磨いていくことが肝要です。
職人さんの多くは、極端に偏った姿勢やフォームで、毎日何時間も作業をしています。そのような状態を長く続けていれば、いずれどこかが故障するのは不思議なことではありません。身体を壊して転職せざるを得ない。そんな人を大勢みてきましたが、そうならない為に1番大事なのが日常のフォームなのです。

      

指導してみてわかること

実際のフォームを見せてもらい、さまざまな修正点や気づきがありました。
今回は姿勢を簡単に整える方法とヒップヒンジ、効率的なしゃがみ型とかがみ型を指導しました。
また、3ヶ月後に訪問してフォームの確認とセルフケアを追加しにいきます。

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